GAFA next stageを読んで 第一章

第一章のポイントは “ブランド時代の終焉”です。

この本の著者スコット・ギャロウェイはブランド時代は2020年の夏に終わったと言っています。

コロナ禍の中、ソーシャルメディアの普及とインターネットでの検索がすべてを変えました。

これらデジタルツールはブランド時代を終わらせ、私たちは今、「プロダクト時代」の始まりにいると著者は語ります。

コロナ禍で何が起きたのでしょうか?

アメリカのメディア大手では社員を一時帰休、あるいは解雇しましたが、グーグルは雇用を増やしました。

高額な費用がかかる広告を打てなかった地方の中小企業でも良い製品を持っていれば、グーグル検索で簡単に見出してもらえる時代は来ていましたが、コロナ禍により、それが一気に加速しました。

第一章ではもう一つ興味深い分析がされています。

「プロダクト時代」には「青」と「赤」の二つのビジネスモデルがあるという分析です。

青とは何でしょうか? 赤とは何でしょうか?

スマホでいえば、青のビジネスモデルとは、アップルです。高価ですが、裏でデータ利用されることはありません。赤のビジネスモデルとはグーグルのアンドロイドです。まずまずの品質で、安いか無料で端末が使えますが、ユーザーは個人データとプライバシーを提供しなければなりません。

動画サイトでいうと、ネットフリックスは青、YouTubeは赤です。YouTubeを見ると貴方の選択した動画はYouTubeが記憶し、他のお勧め動画を見せてくれますが、それは貴方は好みの情報を提供し、それを分析されているということです。

ソーシャルメディアでいうと、ツイッターは青、フェースブックは赤です。フェースブックユーザーは知り合いですか?という問い合わせを見てドキッとした方もいると思いますが、貴方の情報は分析されている訳です。

eコマースでいうと、カナダの企業ショッピファイは青、アマゾンは赤です。あなたの購入履歴は記憶され、それを元に貴方が興味を持ちそうな商品をアマゾンは提案してきます。

青、赤、どちらのビジネスモデルを選択するかは顧客の自由ですが、どちらが最後の勝者になるかはまだわかりません。

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