勝海舟 Part 1 – 生い立ち

今日から英語からすこし脱線して、勝海舟の話を書かせて頂きます。

勝の生家は旗本ですが、実は祖先は武士ではなかったことをことを皆さんご存知でしょうか?

勝の曽祖父・銀一は、農家の出身で江戸に出て、高利貸しで成功、巨万の富を得て、三男の平蔵に徳川家の御家人の男谷(おだに)家の株を買い与えました。その孫の末子が勝海舟の父勝小吉でした。

皆さんが学校で習った江戸時代の士農工商は必ずしも絶対的な固定階級ではなく、武士の位も金で売買されていた訳です。

勝小吉の家は大変貧しかったのですが、海舟は大変勉強熱心で、当時日本で唯一西洋のことが学べるオランダ語を学ぶ為、医師から『ズーフハルマ』(全58巻)というオランダ語の本を1年間10両で借り、1年間で写本を2部完成させてしまいます。大変な根気です。一冊は自らのオランダ語の勉強に使い、もう一冊は売ってお金にしています。

更に海舟は次に身につけたオランダ語を通じて航海術を学び、幕府の航海術の教師として取り立てられ、日本人として初めて咸臨丸でアメリカに渡ることになります。

現代に勝ほど貪欲に知識を吸収して、新しいものにチャレンジする人間はいるでしょうか?

勝は学問だけでなく、武道、剣の道も極めています。

私は勝の生き方に大変興味を持ち、勝の自叙伝氷川清話は2度読みましたが、この本を読みますと、勝がどれだけ肝の座った、そして非常に運の良い男であったかが、よくわかります。

実は勝は一生の間に何と20回も刺客に狙われています。幕末では大勢の人々が亡くなりましたが、勝は生き残りました。坂本龍馬も刺客の1人だったと言われていますが、勝を殺しに来た坂本龍馬を弟子にしてしまうとはなんという大人物だったんでしょう。

今日はこのくらいにして、次回Part 2では勝が渡米で学んだことを書かせて頂きます。

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