
トランプ大統領と高市首相との間で行われた日米首脳会談で来年2026年7月のアメリカ独立250周年の記念日に高市首相は250本の桜をアメリカへ寄贈すると発表しました。
ところで、皆さん、アメリカと日本との間には桜とハナミズキの寄贈の歴史があることをご存知でしようか?
1912年、当時の尾崎行雄東京市長が桜の苗木6040本を米国へ贈った返礼として、タフト米大統領が1915年にハナミズキを寄贈しました。届けられたハナミズキは全部で60本。
しかし、返礼のハナミズキの多くは枯れたり、行方不明となり、都立園芸高校の1本だけということがわかりました。
2015年4月10日、この高校内で、当時駐日米大使だったキャロライン・ケネディが臨席して日米友好の記念樹「ハナミズキ百年祭」が行われ、ハナミズキが寄贈されました。
日本郵便は同日、「米国からのハナミズキ寄贈100周年」の記念切手を発売しましたが、これは日米同時発売という、日本郵便としては初めての試みだったそうです。
ところで、キリストの十字架がハナミズキだったという話はご存知でしようか?
実はこの話は聖書に書かれているのではなく、キリスト教圏で語られている伝説です。
この伝説では、かつてハナミズキは背が高く太い幹をしていましたが、十字架に使われたことを悲しんだ後、キリストによって細く曲がった木に変えられ、花びらも十字架の形になったとあります。確かにハナミズキの花びらは十字架の形に似ています。
