アメリカ独立記念日

本日7月4日は241回目のアメリカ独立記念日です。
今日はアメリカの独立の歴史について書かせていただきます。
アメリカ独立前は北米には13のイギリス植民地があり、イギリスはこれら植民地を放任していました。
しかし、ある時からイギリスはアメリカの13の植民地へ重税を課すようになります。
一方、13の植民地議会は、”No taxation without representation = 代表なくして課税なし”と強く反発します。
何故、イギリスは放任から課税へと方針を変更したのでしょうか?
この背景には長く続いた英仏戦争がありました。イギリス経済はこの戦争で疲弊し、植民地へ課税しなければならなくなっていたのです。  
アメリカは1775年に始まったイギリスとの独立戦争に1783年に勝ち、独立を果たします。
アメリカ独立の最大の功労者は皆さんよくご存知のアメリカ初代大統領ジョージワシントンです。
ワシントン以外で、アメリカで生まれ育ったアメリカ人は皆、知っているけれど、日本人はほとんど誰も知らないアメリカ独立の重要な功労者、英雄がいます。
今日はその人物をご紹介させていただきます。その人の名前は
ポール リベラ
Paul Revere
この人は軍人ではなく、ボストンの銀細工職人です。この人は伝令としてイギリス人の攻撃をいち早く仲間に知らせ、アメリカ軍(当時は寄せ集めの人たちでしたが)は危機を切り抜けたそうです。アメリカはこの人の大活躍無くしては独立できなかったとまで言われています。
私がこの人を知ったきっかけは、20年以上前にボストンの地元のツアー会社を使い、初めてボストン観光をした時でした。
同じツアーに参加したアメリカ人が下の写真にある何の変哲もないボストンの家の写真を熱心に撮っていたので、誰がここに住んでいたのですか?と聞いたところ、Paul Revereとの回答
アメリカの小学校の教科書では必ずでてくる人物で、Paul Revereはアメリカ独立の英雄として扱われているそうです。
その後、アメリカのお客様が訪日した際に会食の際にPaul Revereを話題にしたところ、大いに盛り上がり、2週間後にAmazonと書かれた箱が会社に届きました。最初は不審物ではと思いましたが、なんとPaul Revereの伝記本でした。送ってきたのは面談したお客様でした。
当時はAmazon(1994年創業)は日本ではまだよく知られていませんでしたが、アメリカでは本を誰かにプレゼントするときは普通に使われていたようです。
送って下さったお客様には早速、お礼のメールを入れましたが、私がPaul Revereを知っていたことを大へん喜んで頂けた様です。
その後、Paul Revereの話はアメリカ人に受けるわたしのSmall Talk(ネタ話)の1つとなりました。
今の職場に勤務しているアメリカ人の同僚に聞いたら、Paul Revereの歌まであり、小学校の頃、この歌をよく学校で歌わされたそうです。こんな歌です。

The Ride of Paul Revere

初代アメリカ大統領ワシントンの名前はワシントン小学校、ワシントンハイスクール、アメリカ中、いたるところで使われていますが、昨年宿泊したボストンのホテルにPaul Revere Hallがありましたので、ボストンではPaul Revereは今でも英雄として扱われているようです。

長いブログを読んでいただきありがとうございました。

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