
The rest is history.
これはビジネスでも日常会話でも使える便利なフレーズです。
直訳しますと『残りは歴史です』ですが
『その後のことは皆さんご存知の通りです』
がこのフレーズの意味です。
残りの話が既に説明済みであったり、複雑な内容だったりする場合に,話すのを省略したい時に使えます。

The rest is history.
これはビジネスでも日常会話でも使える便利なフレーズです。
直訳しますと『残りは歴史です』ですが
『その後のことは皆さんご存知の通りです』
がこのフレーズの意味です。
残りの話が既に説明済みであったり、複雑な内容だったりする場合に,話すのを省略したい時に使えます。
Be there or be square
残念ながら、コロナ禍の中ではこんな情景は見れなくなりましたね。このフレーズの直訳は「参加するか、つまらないやつになるか」ですが
(パーティー、会合に) 絶対来てね!必ず来いよ!
という意味のスラングです。
初めてカナダでこのフレーズをパーティーに誘われて聞いた時は、be squareが何故つくのか?と思いました。
squareは四角→真面目な→つまらないという意味に変わってきたそうです。
コロナ禍の中では、残念ですがこうは言えませんから
Stay home or be Covidiot
「家にいるか、コロナ禍無視の馬鹿者になるか?」ですね😊
come hell or high water
私はこれを最初に現地で聞いた時は、ピンときませんでしたが、”何があろうとも”という意味です。
分解しますと、hellは地獄、high waterは洪水です。
“たとえ地獄におちようと、洪水となっても”、という意味から、”どんな試練が訪れようとも”, “何があろうとも”という意味になります。
1つ例文をあげますとHe will succeed, come hell or high water.彼は何があろうとも成功するでしょう。
実は、日本語にもこれに近い表現がありますよね!
そうです。それは”火の中、水の中”です。
後半の”水”と”洪水”はほぼ一緒ですが、前半が日本語だと”火”ですが、英語だと”地獄”となります。
他の普通の英語だと、”by all means”となりますが、悲壮感というか、真剣度を本当に相手に伝えたい時、come hell or high water 是非一度、使ってみて下さい。
This is a heads-up.
これも私がアメリカ出張を始めた頃に知った役にたつフレーズです。
heads-upは文字通りは「頭を上げて」ですが, このフレーズの意味は「前もって言っておくけれど」です。
ビジネス上、仲間の準備不足による問題の発生を未然に防ぐ為に大事なフレーズです。
別の言い方では
Just so you know.
「念のため言っておくけれど」
同じ意味です。
leverageの元の意味は”てこの力を使う”ですが、ビジネス会話ではさまざまな場面で使われています。
一つ目の意味は”上手く活用する”
We should leverage this chance.
“わたし達はこの機会を上手く活用すべきです”
もう一つの意味は”影響力がある”という意味です。
Do you have any leverage with the person ?
“あなたはその方に顔が効きますか?”
Just in case 「念のために言っておくけど」
これは私が社会人になり、初めてアメリカへ出張に行った時に最初に覚えた便利なフレーズです。
ビジネスで一番重要なのはコミュニケーションです。
このフレーズは外国人との間で発生する誤解を未然に防ぐことが出来る大事な一言です。
アメリカでのビジネス会話では野球用語が本当によく出てきます。
概算価格はball park figure
全く新しい展開はwhole new ball game
最近聞いた言葉ではpitch
元々は球を投げるという意味でしたが、ビジネスでは「提案する」という意味で使われます。
Not pitched yet は「未提案」という意味です。
Impeachmentという英語の意味は「弾劾」ですが、アメリカでは前代未聞の事態が今、起きています。
それは大統領を2度弾劾するというアメリカの歴史上初めての事態です。
弾劾が成立するには過半数の下院議員と3分の2以上の上院議員が賛成する必要です。
かつてアメリカ大統領で弾劾されたのは
①アンドリュー・ジョンソン第17代大統領
②ビル・クリントン第42代大統領
③トランプ第45代大統領
の3人のみで、いずれも上院の弾劾裁判が有罪を認めなかったため、解任はされていません。
リチャード・ニクソン第37代大統領は弾劾されていません。弾劾・解任される可能性が高まったため、下院司法委の弾劾調査開始から3カ月後に、下院本会議の採決を待たずに辞任した唯一の大統領です。
合衆国憲法第2条第4節は、「大統領並びに副大統領、文官は国家反逆罪をはじめ収賄、重犯罪や軽罪により弾劾訴追され有罪判決が下れば、解任される」と規定しています。
弾劾訴追権は下院が、弾劾裁判権は上院がそれぞれ持ちますが、今回、下院でこの弾劾決議案を可決しました。
次のステップとして、上院が弾劾裁判を行いますが、上院議員の3分の2以上の賛成が必要です。
上院は、定数100議席で、現在、上院の共和党と民主党の議員数は50対50で、共和党から17名の賛成 が必要です。
2020年のアメリカ大統領選挙は大混乱でしたがトランプ大統領とバイデン次期大統領を比較した記事を大統領選挙の前、昨年9月に私のブログでアップしました。ご興味のある方は以下URLをご覧下さい。
今年のアメリカ大統領選挙のユニークな点
勝海舟は福沢諭吉から、官軍に対し一戦もせずに江戸城を明け渡すとは幕臣としてあまりに情けないと責められたことがあります。
この時、勝はこう言って、全く反論しませんでした。
行蔵は我に存す。毀誉は人の主張、我に与らず我に関せずと存じ候。各人へ御示し御座候とも毛頭異存これなく候。
こうぞうはわれにそんす。きよはひとのしゅちょう、われにあずからず、われにかんせずとぞんじそうろう。かくじんへおしめしござそうろうと、もうとういぞんこれなくそうろう。
現代語に言い換えますと
我が行いは自らの信念によるものである。
けなしたりほめたりするのは人の勝手である。私は関与しない。どなたにお示しいただいてもまったく異存はない。
人は、その行動の結果を、後でとやかく言われやすい。ああすればよかった、こうすればよかったのではないかと、言われるのは常ですね。
そんな時、普通の人は、怒ったり、反論したり、ひどく動揺してしまうと思います
Part 1でも書きましたが、勝海舟は一生の間に20回も刺客に襲われ、生き残り、江戸城無血開城の交渉を始めとして数々の交渉を単身で行ってきました。
この言葉をさらっと言えたのは、本当に肝の座った人物であったのだと改めて思います。
今日は勝海舟の交渉術について、書かせて頂きます。
勝海舟と言えば、江戸城の無血開城を西郷隆盛と交渉して実現した人物として有名ですね。
ところで、皆さん、彼が交渉を始める前に必ずする、ある行為のことをご存知でしょうか?
これは彼の自叙伝である氷川清話にも他の本にも書かれています。
勝は交渉の依頼を受けた時、それを受ける前に必ずこう言うのです。
私がこの交渉事を受ける前に、一つ約束して下さい。私に交渉の全権をお与え下さい。そして、交渉が始まった後、途中で口出しはしないで下さい。その代わり私は交渉の結果の最終責任をとります。この条件をのんで頂けないならお断りします。
現代の政治家でも、ビジネスマンでもこんなことを明確に言える方はいるでしょうか?
多くの場合、こんな大胆なことを言えず、交渉が始まった後、後からいろいろ指示が上司や関係部門から出てきて、場合によっては背中に味方から矢が飛んできて、前に進めなくなり、板挟みとなり、身動きできなくなったケースを私はたくさん見てきました。
私も勝先生(私にとってはMentorですのでここではそう呼ばせて頂きます)の様に、交渉事を始める前に、『私を信用して、私に一任下さい。全責任は取りますから、交渉の途中で口出しはしないで下さい。この条件を受けて頂けるなら、お受けいたします』こんなカッコいいことを言ってみたいといつも思います。
しかし、こんな言い方、私はとてもできませんし、こんなことを言える方も、実際に言っている方も現代ではあまり聞きませんね。
当時、勝海舟がこれを出来たのは、実績と自信、そして絶大なる信頼を皆から勝ち得ていたからだと思います。
西郷隆盛との江戸開城交渉でも、勝海舟はこの条件を幕府に飲ませてから交渉に臨みました。
当時、幕府にはまだ軍艦もありましたし、徹底交戦派もいた訳ですから、それらの意見を全て聞いていたら前には進みません。
他の人間が交渉を担当していたら、幕府の複数の人間の意見を調整しながら前に進んでいたら、西郷隆盛は江戸へ攻め込んでいたのではないでしょうか。
Part 4では勝海舟の言葉について書かせて頂きます。